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体の良いゴミ箱。

訪問に行き、仕事が終わると、必ずお茶とお菓子を出して下さるHさん。

ヘルパーは訪問先でお茶どころか、お水も頂いてはいけない、と講習で教えられました。 ヘルパーの給料は、国民が治めている介護保険という税金で支払われているから、 「お茶してる時間は無いのよ!」と習いました。

でも実際に訪問介護の仕事に出ると、最後にお茶などを出してくれる方が多いです。

お断りしても出して下さるので、どうしたらいいのか、事業所のサービス提供責任者に相談したら、 「相手の好意を断り続けるのも信頼関係を築く上で良くないから、お気持ちと思って有り難くいただいて下さい。」 と言われたので、それから私はお茶をいただくことにしました。

そして思ったのは、お茶しながらの会話も大事だということです。
普段、話相手がいない方も本当に多いので、精神衛生上、認知症予防の観点からも「会話」は重要です。

・・・なのですが、Hさんの出して下さるお菓子は大抵、賞味期限が過ぎたものです。
自分じゃ食べない古いものをヘルパーに出して消化してもらおう、という作戦です。

食べ物を捨てるのは気がとがめるから、なのでしょうね。

だけど、私だって期限切れのものなんて食べたくありません。
次の訪問先でお腹が痛くなっても困ります。

なのでお菓子はいつも、「時間が無いので、持って帰ってゆっくり頂きます。」とバッグにしまうことにしています。

そして、うちで捨てる。
それはとても嫌な行為です。食べ物を捨てるのは気分悪いです。
しかも頂き物だから余計に。

けれど、数週間も前に期限が切れていたら、食べるわけにはいかないですよね。

Hさんは常習犯だから、助言したことがあります。 Hさん自身もお腹壊したら大変ですから、 「これ、賞味期限切れてるみたいですよー。」と。

そしたら、「あぁ、大丈夫よ。まだ平気。」と言われました。

なんだ、 知っててやってるんだ。

ヒドイナ。 

他の利用者さんからも、食べきれなくて腐った葡萄や、ずっと前に冷凍した肉とか、カビ臭い昔の服とか、 ホコリだらけの古い雑貨とか、「あげるわよ〜!」って、押し付けられることがあります。

要するに、”体の良いゴミ箱”です。

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