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アルコール中毒。

家賃無料の公的アパートの2階に、糖尿病で退院してきたばかりの男性・Yさんが住んでいました。

仕事もお金も家族も無く、でも、年金だけは払っていたためか、今こうして生活できています。

糖尿病が悪化し、足の指が壊死してしまい、入院していました。 だから今は歩けません。 糖尿病の原因は「お酒」でした。 アルコール中毒で、お酒が止められないのです。

そうは言っても、入院中は禁酒せざるを得ず、お酒が飲みたいから無理に退院してきたようなものでした。

だからってまた、酒びたりの日々では良いわけがない。 生活を改善しないことには身体は一向に良くなりません。

幸い(・・と言って良いのか分かりませんが、)、今は歩けないので、外に買い物には行けない状態です。 ヘルパーが作る食事が唯一、Yさんの口に入るものだと思っていました。

ところがある日のYさんは酒臭かった。お酒を飲んでいたのです。

いったいどうやってお酒を手に入れたのでしょうか?

聞くと、電話でタクシーを呼び部屋まで来てもらい、運転手に酒代とチップを渡し、お酒を買ってきてもらったそうです。 なかなかの頭脳犯。へんに感心しました。

そこまでやられてしまったら、介護事業所としてはこれ以上防ぎようがありません。

間もなくしてYさんは、アパートを引き払い、どこかの施設へ入所しました。

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