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仕事が出来るうちが華。

63歳で脳梗塞になり、半身麻痺となった男性・Mさん。

10年程前に熟年離婚をし、着の身着のままで東京へ出てきたと言います。

上京当初は仕事が無く野宿もしたらしいのですが、やっと工事現場の定職に就き、順調に独身生活を謳歌していた時に病魔に襲われたそうです。

「さまか、自分がこんな身体になるなんて思ってもいなかった。
それまでは、障害者のことを”みっともない”と思って見ていたのに。人生、何が起きるか分からない。」 と、しみじみ話していたのが凄く印象的でした。

と同時に、私にとっても他人事じゃないな、と考えると、「怖い。」と思いました。明日は我が身です。

Mさんはとても努力家で、リハビリはもちろんの事、自分で出来ることは自分でしようという気持ちがこちらにも大変強く伝わってきました。

朝は4時半に起きて(早い!)、シャワーを浴びるところから一日が始まります。
お風呂は無理だけど、シャワーなら1人でなんとか出来ると。

それが終わったら、自己流の運動をして、部屋を軽く掃除し、ヘルパーが作っておいた朝食を食べる。 ゴミの日は忘れずゴミを出し、日中は病院へ行ったり、友達に会いに行ったりして過ごす。 杖をついてゆっくりとなら、ひとりで歩くことも可能です。

一見、充実した毎日のように見える。
でも、ご本人がいつも言うのは、 「仕事がしたい。仕事が出来るうちが華だ。」ということ。

まだ60代前半ですものね。 だから、私もMさんに散々言われました、
「嫌なこともあるだろうけど、仕事が出来るうちはした方が良いよ。」と。

この言葉はとても励みになり、今でも時々思い出します。

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