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豪邸だからこそ・・。

家の周りをぐるっと庭で囲まれ、敷地の真ん中にも吹き抜けの庭がある立派なお宅。
そこで昔、家族とバーベキューをされたそうです。

3人は余裕で入れる大きなお風呂、小さいけどサウナ、地下にはなぜか隠れ部屋がありました。 広い屋上には人工芝が設置され、とても良い景色が広がっていました。

息子夫婦が同居できるように、今でも2台のベッドが準備され、孫の部屋まで用意してありました。 でも、だれも使っていません。

こんなに広い家で、たったひとりで過ごすうちに、認知症になってしまったAさん。
85歳。

息子夫婦は一度も同居せず、近くに家を借りて住んでいます。お嫁さんもほとんど姿を見せません。 

Aさんにしてみたら、「こんなはずじゃなかった」老後。
歳をとったら息子や孫に囲まれて、このお屋敷でのんびり暮らすつもりだった、と話してくださいました。

何があったのかは知りませんが、家が広い分、ひとりぼっちは寂しそうです。
テレビを見るしか楽しみが無い。
大好きだった料理も、自分のためだけに作るのは面倒くさいだけで、いつしかやらなくなりました。

最近は、絶対に忘れることの無かった夫の仏前に手を合わせる日課もやらなくなりました。 やる気があっても、忘れてしまうのかもしれません。

お金があっても、子どもが居ても、思い通りにならなかったÅさんの人生。
色々考えさせられました。。

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